子供の健康

生後1ヶ月乳児との入院 付き添い入院する?しない?

生後1ヶ月乳児の入院”付き添い入院”する?しない?イラスト

こんにちは!

2017年に出産した長男が生後1ヶ月で入院するという体験をしました。

モモンガ(@momomaaaa)です 😛 

今回は生後1ヶ月で入院することになった経験から、乳児と入院するに当たって悩んだ”付き添い入院”する?しない?について、長男が発症した”幽門狭窄症”の実録ケースを元に紹介しようと思います。

時系列での症状や経緯は、こちらの記事をご覧ください。

長男の入院肥厚性幽門狭窄症発症から発見まで のアイキャッチ画像
長男の入院 ”肥厚性幽門狭窄症” 発症と発見まで

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不安を抱えるママも多いと思いますが、どうか頑張りすぎないように皆さんの健康を祈ります! 🙂 

こんな方におすすめ

  • 乳児の入院、付き添い入院について悩んでる
  • 付添い入院の1日の流れが気になる
  • 小さな子供が入院することになり不安。
  • ”肥厚性幽門狭窄症”と診断されて情報収集中

” 付き添い入院 ”ってなに?

”付き添い入院”という言葉を、私は息子が入院するまで聞いたことがありませんでした💦

昔は、”付添看護”と言われていたらしく、簡単に言うと文字通り”付き添いが必要とされる患者の家族などが一緒に入院すること”です。

調べてみると、1994年の健康保険法改正で、入院中の患者さんに家族が付き添う「付添看護」が廃止。

治療に対する理解が困難な子供などは、、医師の許可を得て家族が付き添うことができますが、原則入院の付き添いは不要ということになっています。

しかし、実際の子供の入院現場では医療機関によって様々、特に低年齢の子には付き添いするように言われる場合や希望があればできる場合などがあるそうです。

” 付き添い入院 ”する?しない?

まず、原則的に”必要ない”とされている”付き添い入院”ですが、症状や医療機関によってルールや考え方も様々。

付き添いしたけどできない・付き添い必須・付き添い自由 など医療機関によっては、親が選ぶことすらできない場合もあります。

 

結論からすると、私は、付き添い入院しました!

言葉も喋れない生後1ヶ月の赤ちゃんだったため、本当に付き添いが必要なのか?と疑問に思った部分もありましたが、結果、自分のためにも付き添い入院をしてよかったです。

我が家のケース:肥厚性幽門狭窄症

私が経験した、生後1ヶ月の長男の入院(計12日間)では、1回の転院があり、2つの病院にお世話になりましたが、やはり「付き添い入院」に対する考え方に肌で感じる違いがありました。

結果、私は、最初の病院で5日間、「24時間付き添い入院」を選び、ふたつ目の病院では、「6日中2日間の付き添い入院」を選びました。

医療機関の考え方だけでなく、子供の月齢や病気の症状などによっても考え方が違うため、”正解”はありませんが、我が家のケースを元に、中短期入院の付き添いについての参考にしていただければと思います!

 

まず、息子が入院するきっかけとなった病気は”肥厚性幽門狭窄症”と言う病気です。

生後2〜3週間で症状が出始め、第一子の男の子に多く見られる病気で、1000人に2〜3人が発症し、症状は代表的なもので「噴水状に嘔吐する」というものがあります。

胃の出口の”幽門”と言う部分がなんらかの原因で閉じてしまうことによって、胃の出口が塞がり、飲んだ母乳やミルクを吐いてしまう→放置すると脱水症状などがあらわれ、重篤化してしまいます。

投薬治療と手術を選択して、治療するのですが、、、、

詳しい闘病経緯はこちらの記事をご覧ください。

長男の入院 肥厚性幽門狭窄症 治療から完治まで アイキャッチイラスト
長男の入院 ”肥厚性幽門狭窄症” 治療から完治まで

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”幽門狭窄症”での付き添い入院を検討するにあたり、ポイントとなったのは、

ポイント

・子供がまだ生後1ヶ月の乳児💦

・栄養補給は点滴のみ!口からの摂取はできない

・意思疎通が取りにくい

・いるだけで意味があるのか

といった点でした。

 

迷わず”付き添い入院”を希望する親御さんもいるでしょうが、私は、上記のポイントと入院した病院の”ママの希望があれば、、”というニュアンスの返答から逆に医療の邪魔になったりするのだろうか、、などなどいろいろと頭をよぎってしまい、結構悩みました。

今になって考えるとぶっちゃけ、”赤ちゃん”という存在に全然馴染めていなかった当時の私の頭の中はこんな感じです。

・”子供がかわいそうだし残していけない” 。(看護婦さんも毎回抱っこしてられないし、泣きっぱなしも当然ある)

・”付い添い入院”を即座に決断できない私は、、母親失格に見られるのかな?

・居るだけで何かできるわけじゃないのに意味があるんだろうか

・何かあった時にその場にいないのだけは避けたい。

これが、発見までの疲れとパニックでごちゃごちゃになっている状態でした。

 

最後は看護婦さんに相談。

モモンガ:私
私がいても何ができるわけではないのですが、、付き添ってもいいんですかね?皆さんどうされてますかね?
看護婦さん
赤ちゃんはママがそばにいるだけで、姿が見えるだけでも安心感が違うと思うわよ!
モモンガ:私
そういうの。。赤ちゃんもわかるんですかね?(出産後1ヶ月で赤ちゃんに対する知識0の状態の私。。。)

こんなやり取りをしながら、5日間は24時間フルの付き添い入院を決意しました!

24時間付き添い入院 過酷!✖️無力感多め✖️罪悪感少なめ

実際に付き添い入院をしてみると、まぁ、結構過酷でした。

しかし、結果的にこの時点で”24時間付き添い入院”を決断して”正解”だったと感じています。

私は、出産してから母性全開!というタイプではなく、結構時間をかけて親バカになっていきました。当時は、”自分”が”母親” がうまくマッチせず、子供を残すことのほかにも、いろいろ自分自身の母としての行動・見られ方など自分自身への不安も変に大きかったように感じます。

「自分の体力が続く限り」的な体育会系の”24時間付き添い入院”が「過酷」と引き換えに、子供を残していく罪悪感をうちけてくれている感覚といいましょうか、”これ以上頑張りようがない!”といった状況にいることが、辛いけど、辛くないみたいな感覚でした。

ちなみに、私は衣食住に関しては、”割とどこでも寝れる” & ”毎日お風呂ならなお良い派” ”3食コンビニでもOK”と割とたくましめです。(余談ですが、学生時代友達とインドで寝台列車に乗ったりしていました´д` ;)

子供が生後1ヶ月と低年齢だったのと病院の建て替えなどで病床に空きがあったり、すぐ隣のナースステーションにいる看護婦さんに連絡をすれば少しの時間見ててくれたりと、環境も良かったのか、「トイレもいけない!」ということはありませんでしたし、長男自体が点滴での栄養補給だけだということもあり、夜泣きも少なく、睡眠時間的には、生後1ヶ月の夜間授乳をしている時より少し減るといった程度でした。

全てのタイプの人におすすめできる選択とは言えませんが、当時の私の精神状態的には正直!子供のためよりも私のために”正解”だったのではないかと感じています。

そんな衣食住に鈍感な私が、過酷!! と感じたのは、「子供の”痛み”や”空腹”をどうにもしてやれない”無力感”と日中向き合う時間」と「24時間付き添っているからこそ自由に面会に来る義母の存在」でした´д` ;

◆ 無力感との戦い

無力感については、もはや病気と闘う子供を持つ親なら誰しも感じたことがある感覚かもしれません。

一時的の処置でも、胸をエグられるような思いでしたが、やはり24時間✖️5日間みっちり向き合うとなると、それが子供の病気の治療に必要なことだ!とわかっていても、心のダメージが大きかったです。

特に、月齢が小さいことで起こるとトラブルへの心構えとして、以下の3つを覚えておくと結構気持ち的に違うなかなと感じます!

1「乳児の点滴は抜けやすい!」もの

2「乳児の注射は30分かかる!」もの

3「医療行為中できることなし!」終わったらいっぱい抱きしめる!

 

乳児となると血管も細く、お医者さんや看護婦さんもできるだけ一発で!と頑張ってくれますが、なかなか採血もスムーズにいきません。

また点滴も、うちは12日間の入院の中で把握している限りでも最低4回は抜けたりずれたりでやり直しがありました。

やはり、子供の病気の治療のために行なっているもの!と頭ではわかっていても、描写的にも泣き声だけでも、つらい気持ちになります。

毎日、面会時間MAX12時間、滞在していた義母は、何日目かで点滴と注射の跡だらけになる孫をみて半狂乱´д` ;

処置の邪魔になりかねなかったため、最終的に病室から出される状態になったこともあります💦(こっちも頑張って耐えてるのに、、なんだか義母がヒロインチックな感じを出しており、おかげで私は、すごく冷静になりました。)

義母も私と一緒で「「自分にできることが全てやりたい!」気持ちだったのでしょうが、面会の休みを依頼しても拒絶して怒り出したりなど暴走がすぎてきたので、旦那等に相談して対策していただきました。

ここで、

4「ママの!子供と病気に立ち向かえる環境づくり!」

も心に留めておくことをお勧めします!

日中のみの 付き添い 無力感減✖️罪悪感多し

転院先の病院は、国内でも有数の小児に特化した国立医療センターでした。

そのため、規模だけでなく抱えている患者さんの症例も様々、看護婦さんもかなり慣れている雰囲気でさっぱりしている人が多かったからか、大変、力強い雰囲気でした。

こちらでは、長期入院の親御さん用の施設があったりと子供のベットに付き添うスタイルでの付き添い入院は、本当に”希望したければ”といった感じでした。

逆に「私たちがしっかり見てるので大丈夫ですよ」とさっぱり言われたのがそれまでの病院と違い、記憶に残ってます。

 

結果、搾乳していることなども伝えて、手術の次の日(口からミルクなど飲める日)から退院にかけて2日間だけ付き添い入院することになりました。

それまでは、日中の両親がOKな面会時間(一般の面会時間より長く午前中からOK)を赤ちゃんと過ごしました。

基本的には、赤ちゃんがグズグズしてきたら点滴など外れないように注意しながら抱っこ&ゆらゆらをする毎日でした。

また、個室ではなく、大部屋&廊下側は大きなガラス張りとかなり開放的な部屋だったのと、点滴のやり直しや鼻チューブの付け替えなど大変な処置は、別室の処置室で看護婦さんが赤ちゃんを連れて処置してくれたため、本当に見えなくしただけで赤ちゃんが大変なのですが、あの無力感や心のダメージが当初より軽減されたような気がします。

しかし、やはり、面会時間には終わりがあるので、赤ちゃんを一人置いて病院を後にするときには”本当にこれでいいのかな””私母親なのに楽してるよね、、いいのかな、””保育園申し込むのやめようかな”などやはり罪悪感は強くなりました。

付き添い入院 を経験して

付き添いなし赤ちゃんだけの入院・日中だけ付き添い・24時間付き添い入院 この3つを実際に経験した結果。

子供のケアもさることながら、実際に付き添うママの気持ちに自分で向き合うことがとても大事だと感じました。

 

私の場合は、長男が経験した”幽門狭窄症”は症状がゆっくりと進行したことから、診断が難しく、私自身が疑心暗鬼になったり精神的に負の思考回路に傾いていました。

多かれすくなから、子供入院するに到るまでは、一緒に生活をしていて子供たちを見守っている親も神経を尖らせ生活をしていたりすると思います。

付き添い入院にこだわりすぎたことで、退院後パパ・ママが体調を崩してしまうことも多いと聞きましたが、その後の育児に待った!はありません。

 

子供のケアだけを考えたら、一緒にいることが一番子供にとって心強い嬉しい選択だと思います!

しかし、その一番!の選択理由の中に”自分のため”と思える部分が少しでもあるかを毎日確認することもすごく大切でした。

”ママである!”ということでいつもの150%頑張れたりすることもありますが、子供の病気と入院は、実際に経験してみて、マラソンに似ているようにも感じました。

”自分のため”の部分が減ってきたな、しんどいのかもしれないなと感じたときには、旦那や看護師さんを多めに頼ってもいいと思います。

それが、長く走れたり笑顔で接せたりするきっかけを作ってくれているように気づかせてくれました。

 

付き添わなかった時間で、旦那と日中の息子の様子や手術への不安を吐き出せたのは、夫婦としても自分のためにもとても良かったなと思います。

また、実際に入院してみて便利だったアイテムをまとめた記事も上げていけたらと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

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